スピリチュアルな健康

 私たちの住む地球は、人間が考えるよりはるかに大きな力が働いています。シンクロニシティ、直感、偶然の一致、こうしたものはすべて大きな力によるものです。日本では古代、西洋文化が入ってくるまでは、太陽と月、山や川、月の観測など自然界のサイクルに生活を合わせ、神様を祀る行事が日常的に行われていました。大いなる存在を信じ、霊性の力を認めていました。 

 こうした世界観は、啓蒙活動の普及と共に薄れ、宗教的な安心感の代わりに科学的物理主義を追求し、世俗的な安心感や経済的な安定を求めて、より快適なスタイルを確立してきました。産業革命後その傾向はエスカレートし、大量生産・大量消費が促進され、高学歴、社会的地位や高所得に価値を置く競争時代となり、信仰心は消え薄れて、お金を稼いで物質的に豊かな暮らしが幸せだと信じるようになりました。その結果、私たちは何のために生きているのか、本来の目的を見失っていきました。

 近年、世界的に、自然災害の多発、エネルギー問題、環境汚染や温暖化、食料危機等、様々な問題が生じており、人類史上類を見ない生存危機に直面し、今後の地球での在り方を問われています。

 構造化された情報社会では、人間の脳は「左脳」の働きを発達させて合理的で利己的な思考に傾いています。右脳(感性)に磨きをかけるとホリスティックなバランスがとれます。WHOが健康の定義に加えようとしている“スピリチュアルな健康”は、目に見えない世界も含めた生存にまつわるあらゆる自然との調和を意味します。人間の尊厳の確保や生活の質を考えるために本質的なものです。

 産業革命後の社会は、快適さを追求した結果、たくさんお金を稼ぎ、多くのものを持ちたがり、物質的な生き方に傾倒しました。人間に優劣をつけ、争いを引き起こし、愛と平和を遠ざけました。


◆健康と幸せを妨げる3つの毒◆

・利己主義

・今さえ良ければよいという刹那主義

・見なければ信じないという唯物主義


 神様や人々を愛し、全ての出来事は神様の計らいであると受容する“バクティ⋆ヨーガ”は、スピリチュアルな健康をもたらします。平等感と利他的な生き方は、霊長類トップである私たち人間のあるべき姿勢です。衣食住はそこそこに、愛と平和、あらゆる存在との調和は、おのずと人間を肉体的、精神的な健康に導きます。

 サンスクリット語で健康は「SVA-STHA/スヴァスタ」と言い、「スヴァ/私の」「スタ/存在・留まる」という意味です。「私に留まる」とは、自己存在を受容し、自分の感情や言動に意識を向けられた状態を言います。つまり健康は、自己存在を理解してあらゆる存在と調和してる状態をいいます。

panna harmony

本来の自分に還るスピリチュアルヒーリングサロン

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